2020年04月26日

マネー・ショート 華麗なる大逆転



今年の2月2日の深夜にメーテレで放送されたこの映画を録画しておいて見た。

金融トレーダーのマイケルは高い格付けの金融商品であるCDO(不動産抵当証券)の中に、
返済される可能性の低い住宅ローンいわゆるサブプライムローンが含まれていることを発見する。
それを利用してひと儲けできると考えた彼は、
それが不良債権化した場合に多額の保険金が支払われる新たな金融商品のCDSを提案し銀行と契約した。
マイケルのその動きを察知した銀行家のジャレットはヘッジファンドのマネージャーのマークにCDSの話を持ち込む。
マークとその仲間たちはサブプライムローンについて調査を開始する。
調査の中で銀行が目先の売り上げのために低所得層に到底返済できないような貸付を行っている実態を知る。
銀行やそれを監視するはずの行政に対して怒りを感じつつもマークたちもCDSを購入することを決定するのだった。

2015年の作品である。
いわゆるリーマンショックの原因についてを描いている。
2004年から2006年にかけて住宅価格が上昇し住宅ローン債権が高利回りの金融商品として脚光を浴びていた頃である。
低所得者に次々に住宅を売りつけてはローンを組ませる。
返済などできるはずも無いのにである。
そんな住宅を借りて住んでいる人たちはたまったものではない。
関わっている連中の無責任さにひたすらあきれ返るばかりだった。

リーマンショックというのはしつこいくらいに当時に耳にしていても、
実際のところどういうことだったのかはよく知らなかった。
この映画はその仕組みをかなりわかりやすく説明してくれている。
見せ方としてイマイチな部分も少しあるが話としてはよくわかった。

日本も昔にバブル経済崩壊というのがあったが、
当時バブルに踊っていたのは都心部の金持ちだけで、
地方の大多数の国民は蚊帳の外でほとんど関係がなかった。
でもこれはアメリカの格差社会を象徴するような構造で、
多額の税金が補填のために投入されただけではなく多くの人が破産して家を失った。
社会的な弱者は常に強者に利用されて搾り取られて行く。
日本なら振り込め詐欺グループとかがやっているようなことを、
アメリカでは銀行がやってそれに政府がお墨付きを与えてるんだからもの凄くタチが悪い。

経済映画ではあるがコメディ調になっているので堅苦しくなくてとても見やすかった。
ただまぁ個人的に投機的なものに全く関心が無いのでピンと来ない感じもあったかな。
こんな無理なギャンブルをしなくたって俺みたいな底辺でも昨年は家を建て替えたし、
今年はスポーツカーでも買おうと思っている。
普通に働いてコツコツと蓄えていくのが一番だわ。

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posted by ひ辻 at 05:11| Comment(0) | テレビ洋画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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