2017年07月24日

八つ墓村



7月23日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

昭和24年。
寺田辰弥は母方の祖父から自分が八つ墓村の資産家の田治見要蔵の子であることを告げられる。
辰弥は母の鶴子を亡くしてからはずっとひとりで生活していた。
田治見家の使いでやって来た森美也子の案内で村を訪れた辰弥は、
田治見家の後継ぎになるように言われ困惑する。
八つ墓村とはかつて逃れてきた落ち武者を匿ったものの、
懸賞金に目が眩んだ村人が彼らを惨殺した集落であった。
裏切りの首謀者の田治見庄左衛門が後に発狂して村人を7人も惨殺し自らも首をはねて自殺したことから、
祟りを恐れた村人たちが落ち武者8人の墓を立てたのだった。
辰弥と祖父を合わせる仲介をした弁護士は辰弥の身を案じて、
探偵の金田一耕助に調査を依頼する。
金田一が村を訪れた翌朝に辰弥の腹違いの兄の久弥が毒殺されてしまう。
早速事件解明に動き出す金田一だったがその後も次々に連続殺人が起こってしまう。
実はかつて辰弥の母の鶴子は要蔵に拉致されて監禁されていた。
隙を見て逃げ出した鶴子を村人が匿ったと思い込んだ要蔵は村人を32人も惨殺していたのだ。
辰弥の泊まっている部屋の屏風から鶴子と亀井という男が一緒に写っている写真を発見した金田一。
亀井の素性を探るために岡山へ向かった金田一は、
鶴子が拉致される前に亀井の子を宿していたことを突き止める。
しかし、その間にも八つ墓村ではさらなる連続殺人が起こっていたのだった・・・

1996年の作品である。
この原作の3度目の映画化である。
俺がこれまでテレビで何度も見てきているのは2度目のである。
そちらは渥美清が金田一でとてもミスマッチなのだが、
作品内容としてはホラーのような感じでとても怖い。
ショーケン演じる辰弥を小川真由美演じる美也子が洞窟の中を追いかけるシーンは、
俺の幼少のトラウマである。
それに引き換えこの作品は緊張感の欠片も無い。
トヨエツの金田一はさらにミスマッチだし、
セリフが棒なので話の内容が頭に入ってこない。
実況は文句で溢れていた。

要するに田舎の閉鎖性を描いている。
当時の日本はどこでもあんな感じだったのだろうな。
いや、今でも世界中の僻地の田舎というのはあんなものだろう。
人の往来や情報が遮断されているとどうしてもああなるんだろう。
でもよそ者がその地域を荒らしてしまうというのもよくあること。
永遠のテーマだな。

映画というよりも2時間ドラマをそのまま映画にしたみたいなレベルだった。
とてもじゃないが市川崑監督作品とは思えないクオリティの低さだった。
とにかくまぁテレビ局が映画を制作するのが諸悪の根源だわな。
だからつまらない邦画だらけになってしまったのだ。
制作委員会にテレビ局と広告代理店が入れないように規制すべきだ。

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posted by ひ辻 at 04:29| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ邦画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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