2017年07月10日

フェイク



7月9日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

1978年のブルックリン。
FBI捜査官のジョーはマフィアへの潜入捜査を命じられる。
ドニーという偽名を使ってマフィアへの接触を狙っていた。
最初に出会ったのがレフティというソニーブラックという組織の末端の構成員だった。
レフティは仕事には忠実なものの出世には縁遠い男であった。
聡明で行動力のあるドニーに息子のような愛情を感じ始めるレフティ。
レフティの手助けもあって組織の中で徐々に頭角を現していくドニー。
そんなドニーが掴んだ数々の証拠によって作戦は着実に成果を上げていた。
しかし、マフィアとして生活していく中でだんだんとドニーとの境界線が曖昧になっていくジョー。
そんなジョーの仕事を理解しようとしない妻とは口論が絶えなかった。
順調な仕事とは対照的に私生活が狂い始めていた。
FBIから行き詰っているマイアミでの捜査に協力を求められたジョー。
ブルックリンの組織に儲け話を持ちかけてマイアミへおびき寄せることに成功した。
それがきっかけでマイアミの組織との抗争が始まり激化していく。
ジョーの身に危険が迫っていることでFBIは撤退を勧告するのだが、
それはドニーを組織に引き入れたレフティが殺されてしまうことを意味していた。
ジョーは職務と友情のはざ間で苦悩するのだが・・・

最近のかと思っていたら97年の作品である。
まだかろうじてハリウッドがギリギリ面白かった頃だ。
主演はジョニーデップとアルパチーノである。
ジョニデはてっきりファンタジー専門なのかと思っていたが、
こんなシリアスな作品にも出ていたんだな。
ただやはりパイカリとかのイメージが邪魔をしてシリアスなシーンがイマイチピンと来ない。
アルパチーノもいかにも大物の風貌なのに雑魚の役ではやはりピンと来なかった。

ストーリーとしてはよくある潜入捜査モノの内容であった。
そこはそれなりに面白かったのだが、
ジョーの嫁のうざいことうざいこと・・・
この手の捜査官の嫁ってのは全く仕事を理解しないクズキャラばかりだな。
夫が高級取りであるがゆえに裕福な生活をさせてもらっているのに、
潜入捜査官であるがゆえの行動を理解しようとせずに理不尽な文句ばかり。
逆に毎日定時に帰ってくる薄給取りだったら貧しい生活を嘆くだろうに・・・

ドニーが潜入捜査官だとFBIから知らされても、
それをなかなか信じようとしないマフィアたちになんだか人間味を感じてしまった。
レフティは組織のボスから呼び出された時、
どうせこうなるならその相手がドニーで良かったと妻に言って家から出て行った。
おそらく粛清されることを暗示しているのだろうが、
最後まで友情を貫いたレフティの哀愁になんだか感動してしまった。
案外深い作品なのかもな。

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posted by ひ辻 at 04:19| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ洋画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月03日

ソーシャル・ネットワーク



7月2日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

2003年。
ハーバード大学の2年生のマーク・ザッカーバーグは高校時代からの腕利きのハッカー。
パソコンは得意なのだが人付き合いは下手で、
ガールフレンドのエリカを怒らせてしまって別れてきた。
寮に戻ってやけ酒をあおってブログにエリカの悪口を書いていたところ、
女子学生の写真を並べてをランク付けするサイトを作ることを思いつき、
ハーバード中の寮の名簿データをハッキングしてサイト作りに没頭する。
フェイススマッシュと名付けられたこのサイトは僅か2時間で2万2千アクセスに達した。
校内ですっかり有名人になってしまったマークに双子のウィンクルボス兄弟が声をかける。
彼らは校内における男女の出会いサイトの立ち上げのためにマークに協力を要請する。
しかし、マークはそのアイデアに基づいて仲間とともに新たなサイトを立ち上げてしまった。
それが利用者全世界5億人以上のSNS“フェイスブック”の始まりであった・・・

実話に基づいているんだろうけれども、
どこまでが事実でどこまでが創作なのかよくわからない。
とにかく主人公がかなりの自己中というかキチガイだ。
本人は正しいことをしているつもりでも周囲を怒らせてばかりいる。
結局裁判沙汰になるのだが双子だけではなくて共同創設者からも訴えられている。
ただマークはあくまでフェイスブックを理想的な状態のまま大きくしていくための最善策を取っているだけなのである。
でもそれであるがゆえに周囲を傷つけていくのだ。

単純に見ているとマークがひたすら最低な人間のような感じなのだが、
俺から見ればむしろマークの周囲の人間こそクズだらけだ。
要はどっちもどっちなのだ。
いろんな困難を乗り越えてマークは世界最年少の億万長者になるのだが、
それでも別れたエリカのことを忘れられない。
そもそもフェイスブックを立ち上げた動機はエリカを振り向かせるためなのだ。
あんな性悪女のどこがいいのかと思うのだが・・・
せっかく天才に生まれて金持ちになっても人柄が伴っていないと幸せにはなれないということか・・・

俺はツイッターもフェイスブックもどちらもやっていないし全く関心すらない。
他人のつぶやきや私生活なんてどうでもいいからだ。
それにネットに実名を晒すなんて愚の骨頂である。
なぜ日本ではいまだにブログが主流なのかわかる気がした。
ああいうのは人間関係がドライで軽薄で打算的な国でだけ成り立つんだろうな。

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2017年06月25日

マーキュリー・ライジング



6月24日にBS朝日で放送されたこの映画を実況しながら見た。

FBIの囮捜査官のアート。
潜入捜査中に銀行強盗一味をうまく自首させれるところまで行くのだが、
無理な突入で一味の少年を射殺してしまった上官に暴行してしまい左遷させられた。
自閉症ながらパズルに天才的な能力を持つ少年のサイモン。
パズル雑誌に掲載されていた暗号を容易に解読して読み取った番号に電話した。
すると繋がったのは何と国家安全保障局。
実はその暗号は全世界で暗躍するスパイを保護するための機密情報システム・マーキュリーを解読する極秘コードだったのだ。
莫大な予算をかけて作ったシステムが破られたことを隠蔽するため、
責任者のクドローはサイモンの抹殺を部下に命じる。
無理心中に見せかけて両親を殺されてしまったサイモンは押入れに隠れていたのだが、
事件の捜査の応援に派遣されたアートがサイモンを見つけてしまう。
現場の状態を見て事件が仕組まれたものではないかと感じたアートは、
サイモンを保護するために動き出す。
次々に殺し屋が襲ってくる中、何とか危機を乗り越えながら敵の正体に迫るのだった。

ブルース・ウィリス主演のアクション映画である。
主役のアートがダイハードのマクレーンとほぼ同じようなキャラクターだった。
相手を挑発するやり方とかがそのまんまだ。
これならダイハードシリーズの中でやればいいのにと思った。
敵のボス役がアレック・ボールドウィンでとても役にハマっていた。
他の敵役も他の似たような作品で似たような役をしていたような俳優がやっていた。
この手の作品のバイプレイヤーがズラリと出ているような感じだった。

1998年の作品である。
まだハリウッドが面白かった最後の頃だな。
とは言え、いろんなアクション映画のネタを細かく組み合わせたような感じで、
そこそこ面白かったもののネタ切れ感は否めなかった。
国家規模の陰謀があって、それに巻き込まれて、たまたまうまく協力者が現れて、
危険な目に遭いながらも反撃に転じて行くというお決まりのパターンだ。
黄金パターンだから金をかければそこそこ面白くはなる。
でもそればっかりでは食傷気味になってもくる。
度肝を抜かれるような斬新なストーリーが出てこないものかね・・・

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2017年06月19日

燃えよドラゴン



6月18日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

香港から世界中の武術の達人に向けて武術トーナメントへの招待状が送られていた。
場所は要寒島でそこはハンというマフィアが支配していた。
その頃、香港に近い田舎町で空手のトーナメントが行われていた。
優勝者は少林寺で仏の道と拳法を修行中の若者のリーであった。
リーは秘密情報局のブレースウェートから要寒島で行われる大会に出場するように要請される。
一度は断わるリーだったがハンがかつては少林寺の修行僧であったこと、
そして今は武術の知識を悪用していること、
さらに数年前に妹を殺した相手がハンの部下のオハラであることを聞かされる。
出場を決意したリーはブレースウェートから麻薬製造密売の証拠を見つけ出すように指令を受ける。
そして復讐に燃えるリーは要寒島へと向かうのだった。

1973年の作品である。
世界的なブームとなって日本でも若者がブルースリーの真似をしたりとかなり流行った。
俺は既に生まれているのだが幼児期なのでそのブームを体感はしていない。
どちらかと言えばその後のジャッキーチェンの世代である。
テレビでも何度も放送しているはずだがキチンと全部見た記憶が無い。
おそらく今回が初めてだと思う。

ブルースリーはとてもスリムで引き締まった体をしていて、
鋭い目つきで精悍な顔つきで確かにカッコイイ。
でもアクションの激しくて一番肝心なシーンはスローモーションだったり吹き替えだったりしている。
なので想像していたほどのインパクトでは無いなとも思った。
ジャッキーチェンも敵の戦闘員役で出ていた。
確かユンピョウはリーの吹き替えをやっていたと聞いたことがある。

何も考えずに見ていればブルースリーが敵をバッタバッタとなぎ倒していくシーンだらけで、
単純に凄かったとかカッコよかったとか思うのだろうが、
ストーリーとしてはこれと言って特に見所は無かった。
でもまぁ時代を感じる内容で大らかでいい時代だったなと思った。
世の中何でもありの方が面白いわ。

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2017年06月05日

ロック・オブ・エイジズ



6月4日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

1987年のアメリカ・ハリウッド。
歌手を目指してオクラホマから出てきたシェリーは到着早々泥棒に遭ってしまう。
有り金を盗られてしまって途方に暮れるシェリーに声をかけたドリューは、
数々のロックスターを輩出してきたライブハウスのバーボンルームでの仕事を紹介してあげる。
彼もまたこの店で働きながらロック歌手を目指していた。
そして恋に落ちるふたり。
ある日、バーボンルーム出身の大スターのステイシーがボーカルを務めるロックバンドのアーセナルの解散コンサートが開催される。
ステイシーの控え室から出てきたシェリーの様子を見て関係を持ってしまったと誤解してしまったドリュー。
そんなドリューに愛想を尽かして店をやめて出て行ってしまったシェリー。
ステイシーのマネージャーにスカウトされたドリューは愛よりも成功を選ぶ。
成功は約束されたはずだったのだがアイドルユニットに路線変更を迫られ虚しさを味わう
行くあての無いシェリーは街でバーの店員に助けられポールダンサーとして働き始める。
そしてドリューはバーボンルームでデビューイベントを行うことになるのだが・・・

それぞれのキャストがいきなり歌いだす、いわゆるミュージカル映画である。
ストーリー的には若い男女の青春ものなんだが、
その主役ふたりのパートが全く盛り上がらない。
地味で淡々としていてまるで面白く無いのである。
ステイシー役はトムクルーズがやっていてぶっ飛んだ演技がとても面白かった。
脇役の方が大スターなのだから致し方ないのかもしれないが、
これでは本末転倒ではないかと思った。

1987年は俺が高3の時で洋楽にはまり始めていた頃でもある。
なので当時大好きだった曲が次々に流れてきてとても懐かしかった。
世の中、前向きで大らかで何でもアリのいい時代だった。
特に当時の日本は人類の歴史の中で最も幸福な世の中だったのではなかろうか?
当時はまだアメリカに憧れはあったが、
今となっては古き良きアメリカは遠い昔の彼方だな・・・

ストーリーとしてはイマイチなんだが最後はハッピーエンドで何だかんだで楽しかった。
青春時代を思い出さされる映画には弱いわ。
いやまだ青春時代は今でも続いている。

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