2018年04月23日

オール・ユー・ニード・イズ・キル



2016年9月2日に金曜ロードSHOW!で放送されたこの映画を録画しておいて見た。

近未来の地球。
ギタイと呼ばれるエイリアンにより存亡の危機に立たされていた。
統合防衛軍はエイリアンの圧倒的な戦力に劣勢であったが、
リタという女兵士の活躍によって反撃の糸口を掴み大規模な殲滅作戦を立案する。
将軍のブリガムから現地取材を命じられた報道官のウィリアムは、
危険な場所に行くのを嫌がり将軍を脅迫して命令を撤回させようとする。
将軍の怒りを買ってしまったウィリアムは地位を剥奪された上で2等兵として戦場へ送られてしまう。
戦闘経験など全く無いまま武器の使い方すら教えてもらえずに戦闘に参加させられてしまうウィリアム。
仲間が次々に殺されていく中、自爆用の地雷を使って敵と相打ちになって死亡した。
ところが次の瞬間に戦闘の前日に戻っていたのだ。
その後も何度も戦場で死ぬたびに同じことを繰り返しているうちに、
自分がタイムループに巻き込まれていることに気がつく。
何とか生き残るために戦闘パターンを記憶していったことでだんだんと戦闘能力が上がっていく。
そして戦場で一緒に死ぬはずだったリタを助けたところ、
彼女もかつては同じ能力があったのだが今は無くなってしまっていることを打ち明けられる。
リタとその協力者のカーター博士の助言を受けながら少しずつ生き残れる時間が長くなっていくウィリアム。
リタとともに敵の親玉のエイリアンを倒すために動き出すのだった。

2014年の作品である。
最近の作品にしてはずいぶんとよくできているし、
何だか日本のOVAにでもありそうな話だなと思っていたら、
何と日本のライトノベルが原作であった。
オタク向けの小説がハリウッドで映画化なんてよくまぁありえたものだわ。
原作は萌え要素が強い作品らしいがこの映画ではそういうのは削られていた。

いわゆるタイムループものである。
日本のSFではある意味おなじみの設定だな。
なのでストーリーがとてもシックリ来るのである。
過去に戻ってやり直したいというのは日本人特有の情緒だよな。
日本の小説や漫画ならこの手の話はいくらでもあるし面白い作品だらけだ。
そういうのをアニメにすれば世界一だが実写となると・・・
ハリウッドで実写化してもらいたい作品がいっぱいあるんだけどな。

主演はトム・クルーズである。
この人はいい作品に恵まれてるな。
MIシリーズはすべて劇場で見ている。
そして今年の夏に最新作が公開されるので必ず見に行くつもりだ。

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posted by ひ辻 at 05:29| Comment(0) | 劇場邦画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月18日

フライトゲーム



3月17日に土曜プレミアムで放送されたこの映画を実況しながら見た。

航空保安官のビル・マークスは過去の辛い経験から酒に溺れ荒んだ生活をしていた。
乗客を装ってロンドン行きの航空機に乗りいつものように任務を開始するのだが、
そんなビルの携帯にメッセージが送られてきた。
それは1億5千万ドルを指定の口座に送金しなければ20分ごとに乗客を殺していくというものだった。
誰かのイタズラかとも思ったのだが、
その携帯の回線は特別なもので一般人では利用できないはずだった。
一緒に乗っている同僚の保安官のジャックの仕業ではないかと思い呼び出すのだが、
彼の携帯にその形跡は無かった。
捜査を開始したビルは犯人と携帯でメッセージのやり取りをしながら、
乗客の中で携帯を触った人を取り調べるという作戦に出た。
そこで最も怪しい動きをしていたのは同僚のジャックだった。
再び問いただすとこの犯行に加担していることを自白するジャック。
そして激しく抵抗したためビルはやむを得ずジャックを殺してしまった。
テロを未然に防いだと思ったのもつかの間、
再び犯人からのメッセージが携帯に届いた。
指定された口座の名義がビルであったことから、
航空保安局はビルが犯人では無いかと疑い始める。
乗員や乗客からも疑いの目を向けられる中、
懸命に犯人を捜し続けるのだった・・・

2014年公開で地上波初放送らしい。
この作品についても全く知らなかった。
リーアム・ニーソン主演ということで見てみた。
この人の主演作はこんな感じの作品が多いな。
以前にアンノウンという作品について記事にしたが、
これもおっさんが奮闘するアクションものである。

そもそも最初の殺人は主人公自らやってしまったものだし、
ビルがひたすら利用されて結果として連続殺人になってしまうのかと思ってしまった。
怪しい人物がいろいろといるのであいつかもこいつかもと思えるところが面白い。
ぶっ飛ぶような真犯人を期待していたのだが、
案外普通というか最初に伏線が張られていた通りだった。
頭のおかしいテロリストよりもスチュワーデスの方が仰天できたのにな・・・

かなりご都合主義的なシーンも多かったが結構楽しめた。
でもこういう作品は劇場で見てこそだな。
密室が舞台なのでそれほど派手なアクションがあるわけでも無いのだが、
あの緊迫感はスクリーンでないとイマイチ伝わらないだろうな。

リーアム・ニーソンの作品にハズレ無し。
80〜90年代に劇場で見てきた作品にこの人が結構出ている。
この人が目当てでは無いのだが内容が面白そうと思って見に行って、
結果面白かった作品にことごとく出演していたという感じだ。
今回はどうやら今月に最新作が公開されるのに合わせての放送だったんだな。
おそらく見には行かないと思うが、
いつかテレビで見る機会があることを期待している。

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2018年03月04日

キング・オブ・エジプト



3月3日の土曜プレミアムで放送されたこの映画を実況しながら見た。

古代エジプト。
太陽神ラーの息子で生命の神のオリシスはエジプトを治めて繁栄を誇っていた。
そんなある日、オリシスは息子で天空の神のハルスに王位を譲ることを決め、
今まさに戴冠式が行われようとしていた。
そこへオリシスの弟で砂漠の神のセトが乱入してオリシスを殺害し王座を強奪してしまう。
ハルスはセトに戦いを挑むが敗れて両目を奪われてしまう。
エジプトの王となったセトは圧制を敷き、
ほとんどの人間を奴隷にしてしまった。
この状況を打破すべくコソ泥のベックは王宮へ忍び込んで両目を盗もうとするが片目しか奪えなかった。
しかも、逃げる途中で追っ手の放った弓矢が恋人のザヤに命中して殺されてしまう。
ベックはホルスのところに行き片目を渡す代わりにザヤを生き返らせてくれと取引を持ちかける。
ホルスはもう片方の片目を取り戻すのと引き換えにザヤを蘇生させると言い、
ベックを連れてセトへの復讐へと出発するのだった。

2016年の作品である。
俺はもう昨今は新作にほとんど関心が無いのでこれについては全く知らなかった。
かなりの不評だったようで不人気作品として有名らしい。
まぁ要するに青年が恋人を救うために神たちと渡り合う冒険ものだ。
でも最初は一体誰が主人公で話がどこへ向かっているのかよくわからなかった。
パッと見もあらすじもホルスが主役みたいだがあくまでベックの物語だ。

どうしようもないくらいにつまらないというほどでも無いが、
かと言って面白いわけでも無い中途半端な作品である。
何かいいところを見出すとすれば今時の作品にありがちな不快なシーンが少ないということだろうか。
とは言っても昔のようなエグイシーンもほとんど無いのでとてもあっさりとしている。
今時にありがちな無味無臭で当たり障りの無い無難な作品に仕上がっている。
ちょっとした悪ふざけをすぐに差別だのなんだとこじつけるクズどもが闊歩する世の中の弊害だな。

映像はとてもきれいだがすべてがCGなので味わいも何も無いし臨場感も無い。
映画というのはどれだけ不細工なものになってもロケで撮影したほうがいい。
CGの怪物なんかよりも着ぐるみの方が生々しくて面白い。
俺はCGとはどうしようもなく相性が悪いことを改めて実感した。

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2018年02月27日

ブルージャスミン



2月26日にNHKBSプレミアムで放送されたこの映画を実況しながら見た。

ニューヨークでセレブな生活を送っていたジャスミン。
だが、実業家の夫のハルが詐欺罪で逮捕されてしまい家庭も財産もすべて失ってしまった。
学生時代に結婚して以来働いたことの無いジャスミンは自力で生活していく術を持っていない。
そこでサンフランシスコに住んでいる異母妹のジンジャーのアパートに身を寄せる。
ジンジャーはかつてオーギーという夫と暮らしていたが、
ハルへの投資に失敗して財産をゼロにされてしまいそれが原因で離婚していた。
現在はチリという婚約者がいて同居を始める予定だったのだが、
ジャスミンが来たことで延期になってしまい、
チリとジャスミンの関係は険悪なものとなってしまう。
過去にしがみつき、坑鬱剤とウォッカに溺れる毎日を送りつつも、
どうにか再び華やかな生活に戻れないかと画策するジャスミン。
とあるパーティでエリート外交官のドワイドと出会う。
彼をモノにするために現在や過去を偽り嘘に嘘を重ねながら交際を始めるのだが、
婚約指輪を買いに行った宝石店の前で偶然オーギーと出会いすべてをバラされてしまうのだった・・・

ウディ・アレン監督作品である。
なのでかなり昔のかと思ったら2013年の作品なのである。
名優で名監督なのでその存在は当然知っていたが劇場では一度も見たことは無い。
テレビで何度か見たことがある程度でこれまであまり縁の無かった人でもある。
僅かに見た作品の印象としてはコメディタッチで風刺の効いた作品という感じである。
この作品も基本的にはそんな感じなのだが見た目とは裏腹に結構エグイ内容だと思った。

主人公のジャスミンは典型的な無駄にプライドが高いだけの女。
男をステータスでしか見ていないにもかかわらずお高くとまっている。
妹のジンジャーもかなり大概ないわゆるビッチなのだが、
こちらは状況に応じていかようにも変化できるのである意味逞しい。
こんなクズ女であるがゆえに言い寄ってくる男もクズばかり。
この世の掃き溜めを見るような人間関係だった。

結局ジャスミンはまたすべてを失ってしまい、
あてどなく妹の部屋を出て行ったところで終わっている。
全く救いが無い結末である。
でもすべてが自業自得なのでざまぁ(笑)としか思えない。
状況は違えど性根がジャスミンと同類の女は世の中にウジャウジャいる。
そういう女への強烈な皮肉として作られたんだろうか?
見る人の立場によってかなり感想が違ってくるだろうな。

さすがにアレンの作品だけあって鋭いわ。
ここまで露骨に描けるのも名監督ならではだろうし。
この人の作品をもっと見てみたくなったな。

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2018年02月19日

エネミー・オブ・アメリカ



2月18日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

アメリカではテロ対策として一般人のプライバシーまで見れてしまう法案が議論になっていた。
どうしても法案を通したいNSAの高官のレイノルズは強硬に反対する議員を殺害してしまう。
そして偽装が成功し公には心臓発作で死亡したと発表されていた。
しかし一部始終が野鳥観察のために設置されていたビデオカメラに偶然に撮影されていた。
現場を監視していたレイノルズの部下がそれに気がつく。
ビデオテープを回収した動物学者のダニエルは議員の死の真相に気がつき、
知り合いのジャーナリストにそのビデオを渡そうとするが、
レイノルズの仕向けた工作員の襲撃を受ける。
映像をコピーしたディクスを持って街中を逃げ回るダニエルだったが、
偶然に大学時代の同級生で弁護士のロバートと再会する
ロバートの買い物袋の中にこっそりディスクを隠したダニエルだったが車に轢かれて死んでしまう。
店の監視カメラの映像からロバートがディスクを持っていると推察したレイノルズは、
工作員をロバートの家に侵入させるがディスクを発見できない。
ロバートの告発を恐れたレイノルズはロバートの信用を失墜させようと動き出す。
その結果、マフィアとの癒着を疑われて法律事務所をクビになり、
過去の不倫相手のレイチェルと仕事とはいえ会っていたことを妻に知られて家を追い出されてしまう。
すべてはレイチェルの知り合いの情報屋のブリルからの情報が原因ではないかと考えたロバートはブリルと接触する。
ブリルは元NSAの工作員だった。
ディスクの中身を確認して真相を知ったふたりはレイノルズへの反撃を開始するのだった。

1999年の作品である。
パソコンやネットが急速に普及していた頃だな。
そのネットに繋がった監視カメラであらゆることが誰かに見られてしまっているのでは?という話だ。
テロとの戦いか個人のプライバシーの保護か・・・
作中でも触れているがこんなことを考え出したら監視している連中が悪さをしないように監視する必要があるし、
それを監視している連中をさらに監視とキリが無くなってしまう。
結論が出るはずが無い。
むしろこんなことをしなくてもいいような社会にするにはどうすればいいのかを考える方がマシかも。
まぁそれも結論なんか出ないだろうけどな。

監督はトニー・スコット。
展開が速くてとてもテンポよく話が進んで行ってかなり面白かった。
特に冒頭で登場したマフィアを最後に見事に利用して一網打尽にするシーンは見事だった。
伏線とそれを回収する妙だな。
まだハリウッドが面白かった最後の時期だから作品のレベルがとても高い。

この作品は名前だけは聞いたことがあるような気がするが初見だった。
90年代でも前半は頻繁に劇場で見ていたが後半はあまり行っていない。
なのでもしかするとまだ見ていない名作がまだまだあるのかもしれない。
この時期の作品をもっといろいろと見てみたくなった。

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