2018年01月04日

君の名は。



1月3日にテレ朝系列で放送されたこの映画を実況しながら見た。

岐阜の田舎町の女子高生の三葉。
先祖代々から続く巫女の家系で祖母と妹と暮らしていた。
母は既に亡くなっていて町長をやっている父とはうまく行っていなかった。
町や神社の古い因習に嫌気が差していた三葉は東京への憧れを抱いていた。
ある日の朝に目が覚めると自分がいつの間にか男になっていることに気がつく。
見慣れない部屋に外は東京の街並み。
戸惑いながらも憧れだった都会の生活を満喫するのだった。
一方、東京で暮らす男子高生の瀧もある日の朝に目が覚めると自分が女になっていることに気がつく。
見知らぬ山奥の町で女子高生になっていた。
そんな日が週に何日も続いているうちにお互いが入れ替わっていることに気がつくふたり。
文章を残したりしながらコミュニケーションを取っていたのだが、
ある日突然入れ替わらなくなってしまった。
何とか三葉に会おうと岐阜まで出かけた瀧だったが、
3年前の隕石の落下によって町は全滅していて既に三葉は亡くなっていたのだ。
過去を変えそして三葉を救うために瀧は動き出すのだった・・・

一昨年に公開されて社会現象のごとく流行した作品である。
テレビでもネットでもしつこいくらいに絶賛されていたので当然俺も知ってはいたのだが、
生来のへそ曲がりの俺は流行っていると聞くとそれに逆らいたくなってしまう。
それでもどんな内容なのかとネットであらすじやオチまで調べた。
そしてたどり着いたのが薄っぺらいという結論だった。
なので結局見に行かなかった。
それはある意味正解だったと言わねばならんな。

まぁ要するに過去の名作のいいとこ取りをして継ぎ接ぎした内容なのである。
入れ替わりが転校生で時間を超越しているところは時をかける少女だよな。
過去に亡くなっている人にタイムスリップして出会って好意を持って、
その人を助けようとする話も何かで見たことがあるような気がする。
そういうのを知らない人や何も考えずに素直に見れば当然面白いし感動もするだろう。
でも俺みたいなへそ曲がりにはあざとさばかりが目に付いてしまう。
確かにそれなりには面白い。
でもこんな内容では評価外である。

三葉の時間からすると町が全滅するのは未来のことなので隕石を予知できれば変えられる。
でも瀧の時間からするとそれは3年前に既に確定していること。
どうやらこのストーリーでは瀧から見た過去が上書きされて変わってしまったということのようなのである。
俺はどうにもそこが釈然としない。
あくまで過去は変えられず新たにパラレルワールドが作られたとした方がシックリ来るかな。

いろいろとケチばかりつけたが最近の作品としてはよくできているとは思う。
何しろ今時の作品に多い不快なシーンが少ないのがいい。
三葉のキャラを現代風の下品なキャラにしなかったのが大きい。
それに入れ替わりが現在と過去および現在と未来という設定は斬新だなと思った。
内容には不満があるがその発想は面白いなとだんだんと思い始めている。

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posted by ひ辻 at 02:31| Comment(0) | テレビ邦画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月18日

オブリビオン



2016年8月26日の金曜ロードSHOW!で放送されたこの映画を録画しておいてから見た。

2077年の地球。
60年前にエイリアンの侵略を食い止めたものの核兵器によって荒廃してしまっていた。
人類の大半は土星への移住のためにその衛星であるタイタンで暮らしていた。
元海兵隊員のジャックは相棒のヴィクトリアとともにエイリアンの残党の監視の任務を行っていた。
ある日、パトロール中に宇宙船が落下してくるのを目撃したジャックは、
その残骸の中からジュリアという女を発見し助け出してきた。
カプセルの中から目覚めたジュリアは会ったことも無いはずのジャックの名前を口にする。
そんな時、パトロール中にエイリアンに捕らえられてしまったジャックだったが、
連行された先でマルコムという男が待ち受けていた。
そしてエイリアンと思っていた連中が実は人類であることを告げられるのだった・・・

エイリアンと戦っていたつもりが実はエイリアンの手先として人類を殺していたという話である。
案外ありそうで無かったストーリーだな。
トム・クルーズ主演の超大作なのでとても上品な仕上がりになっているが、
こういう設定ならむしろB級映画としてもっと生々しいえげつない内容の方が面白くなったかもしれない。
エイリアンの姿も全く描かれていないし。
スタイリッシュできれいな映像に終始していた。

2013年の作品である。
俺はもう2000年以降の作品はほとんど関心を持っていなかったこともあって、
この作品はその存在すら知らなかった。
でも最近の作品にしてはそこそこ面白かったと方だと思う。
何だか日本のOVAにでもありそうな話だった。

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2017年11月13日

シン・ゴジラ



11月12日にテレビ朝日系列で放送されたこの映画を実況しながら見た。
言わずと知れたゴジラシリーズの最新作である。

東京湾沖に突如として巨大な生物が現れた。
その生物は多摩川河口から川を遡上して蒲田でついに上陸した。
政府はその生物を駆除すべく自衛隊を出動するが、
付近に逃げ遅れた住民がいたことから攻撃を断念する。
そしてまた東京湾へと戻って行った。
巨大生物が再び戻ってくることに備えて政府は緊急対策会議を招集するが、
予測不能な未曾有の事態に対応が追いつかない。
アメリカが大統領の特使を極秘で派遣し、
その巨大生物が太古の昔から深海に生息する深海生物であること、
不法に海洋投棄された核廃棄物によって巨大化したゴジラという未発表の生物であること、
それを研究していた日本人学者が行方不明であることを伝える。
そして倍の大きさにまで成長したゴジラが再上陸してきた。
米軍の爆撃機が応戦するがゴジラは口から火炎や光線を出して撃墜されてしまう。
ついに国連安保理は核攻撃を決議するのだが・・・

昨年の夏に公開されたばかりの作品が早くも地上波初放送である。
かなり客が入って大ヒットだの評判が高いだのと聞いてはいたのだが、
自分の直感を信じて見に行かなかった。
それは正解だったと言わねばならんな。

怪獣が暴れ倒す内容かと思いきやそういうシーンもあるのだが少ないのである。
政府における首相などの政治家や官僚などがどういう対応をするのかという内容なのである。
トップダウン方式でなかなか下の者の言うことを聞かなかったり、
何をするにも対応が遅かったりと要するに日本政府を皮肉っているような感じなのだ。
なので政治家や官僚たちの早口でいかにもな会話がダラダラと続くのである。
でもそういう事情が裏にはあることが前提でシリーズが続いてきたのではないのか?
そんなわかり切ったことは端折った上で怪獣VS自衛隊のバトルを見せて欲しいのに、
どうでもいい会話ばかりで辟易してきた。
そうやって金のかからないシーンで尺を稼いでいるとしか思えない。
でもゴジラが暴れて米軍や自衛隊が応戦しているシーンは結構よくできているとは思った。
バトルシーンが中心で構成されていればもっと面白い作品になったと思うのだけれど、
日本の映画の予算では無理なんだろうなとも思った。

この作品は今時では珍しく制作委員会方式を採用していない。
東宝の単独による制作である。
それがこの作品が大ヒットした要因ではないかとも言われているらしい。
俺は常々制作委員会にテレビ局や広告代理店が入るようになったのが邦画が面白くなくなった原因だと言ってきた。
この作品は面白いとは思えなかったがそれを知ったら少し見直した。
今後もその流れが続いて行ってもらいたい。

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2017年11月06日

ホワイトハウス・ダウン



11月5日にBS朝日で放送されたこの映画を実況しながら見た。

元軍人で議員の警護を担当する議会警察官のジョン。
彼の娘が大統領のファンであることから、
娘のエミリーを喜ばせるためにシークレットサービスへの転職を希望している。
しかし、採用してもらえない。
ある日、エミリーとともにホワイトハウスの見学ツアーに参加したジョンはテロに遭遇してしまう。
議事堂が爆破されて大混乱に陥る中、
民間人として紛れ込んでいた武装集団がシークレットサービスやガードマンを次々に射殺していく。
騒動の中でエミリーとはぐれてしまったジョンは娘を救出するために動き出す。
そんな中、ベテランのシークレットサービスのウォーカーが突如反旗を翻して部下を次々に殺害。
大統領を拉致しようとするが偶然通りかかったジョンが大統領を連れて脱出を図る。
ウォーカーは大臣やツアー客を人質にして多額の現金と輸送機を要求する。
しかし、この事件には大統領の地位を狙った裏があった・・・

2013年の作品である。
最近の作品なので主演の俳優のことも知らないしあまり期待していなかった。
まぁ期待通りというか思っていたよりは少しマシだったというか・・・
大統領やホワイトハウスが狙われるというのはよくあるネタである。
派手な銃撃戦があったり次々に射殺されていったりと一見シリアスっぽいのだが、
いろんなところに細かいギャグのようなシーンが入っていて、
一体この映画はシリアスなのかギャグなのがよくわからない感じになっていた。

ちょうどトランプが来日してる時に合わせるかのようにこんな映画を放送するとか、
何だかいかにも朝日だな。
大統領が黒人設定だし。
クーデターの首謀者がいかにも白人至上主義者みたいな感じだし。
朝日が何を言いたいのかはよくわかるが、
歴代政権が何もしてこなかったから戦争の危機にまで発展したんだぞ。

いろんな名作のプロットを細かくパクって繋ぎ合わせたみたいな内容だった。
名作のいいとこ取りなのである。
何も考えずに見ていればそりゃ面白いだろうけどオリジナリティは皆無に近い。
個人的にはこういう映画はある意味評価外と言える。
いかいも今時のネタ切れ映画という感じだった。

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2017年10月23日

マトリックス レボリューションズ



10月22日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。
言わずと知れた大ヒットシリーズの3作目である。

激しい戦いの中、力を使い果たしてしまったネオは捕らえられてしまうが、
モーフィアスとトリニティの尽力によって解放される。
その間にスミスはマトリックスをも破壊しかねないような強大な存在になろうとしていた。
預言者はネオに最後の導きの言葉を与える。
しかし、その預言者もスミスに取り込まれてしまった。
ネオとトリニティはマトリックスの心臓部であるマシンシティへと向かう。
その頃、ザイオンには無数のセンチネルが押し寄せて侵入しようとしていた。
マシンシティに到着したネオたちだったが建物に突っ込んでしまいトリニティが死亡。
ネオはマシンシティの支配者と対面し、
スミスを倒す代わりにザイオンへの攻撃をやめるように取引を持ちかける。
そしてネオVSスミスの最終決戦が始まるのだった。

2003年に公開された完結編である。
これも当時劇場で見ている。
1と2と比べるとマトリックスの仮想世界のシーンよりも現実世界の方が多い。
その分何だかイマイチ盛り上がりに欠けた。
現実世界での戦いだと普通のSFものという感じなのだ。
やはりこの作品は仮想世界での斬新な映像があってこそなんだろうな。

戦いがここまで煮詰まってくるともう何が何だかって感じになるな。
何度も見てストーリーがわかっているから理解できるけど、
初めて見た時は正直よくわからなかった。
それくらいひとつひとつの現象がわかり辛くなってしまっている。

まぁでも1が名作過ぎるだけで2・3も秀作である。
いろいろとケチをつけたがあくまでも高いレベルでの話だ。
これほど夢中になれたシリーズはそうは無い。
さらなる続編が作れそうな終わり方だけど、
見たいような見たくないような微妙なところだな。

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