2020年01月03日

男はつらいよ お帰り 寅さん

1月1日にイオンシネマ津南でこの映画を見ました。
16:50の回でしたが10数組くらいの客入りでした。

会社勤めをやめて小説家として活躍している満男。
6年前に妻に先立たれ高校生の娘とふたりで暮らしている。
亡妻の七回忌の法要のために久しぶりに柴又へ訪れる。
おいちゃんとおばちゃんが営んでいた団子屋は今はカフェへと変わっていた。
父の博と母のさくらや妻の父親などが集まり、
法事の後は昔話に花を咲かせて伯父の寅次郎のことに思いをめぐらせる。
そんなある日、書店でサイン会を行っているところに初恋の相手である泉が現れた。
彼女は日本を離れヨーロッパで結婚して今は国連の職員として働いていた。
満男は泉を寅さんの恋人であるリリーが経営するジャズ喫茶に連れて行く。
そして泉はくるまやの2階、寅さんの部屋に泊まるのだった。

50作目ということになっていますが実際には49作目ですよね。
子供の頃からテレビでずっと見てきて、
ちょうど寅さんと満男の両主役みたいな感じになったくらいの頃に劇場で見るようになりました。
渥美さんが亡くなってからもう24年ですよ・・・

満男も泉ちゃんもどちらも出世しているのは結構なことなんですが、
あまりにも飛躍し過ぎではなかろうかと。
小説家なんてこれまでの作品で全くそれらしい伏線のようなものもありませんし、
そんな素養があるような描写も無かったと思うので唐突な印象はぬぐえません。
国連も何だか取ってつけたようなそれありきのネタという感じがしました。
それに48作目の流れからするとふたりはあのまま結ばれているはずだと思うのです。
満男は「いろいろあって・・・」みたいな感じではぐらかしてしまって、
結局最後までなせ別れることになってしまったのかは明かされずじまいでした。
ふたりとも充実した人生を送っているように見えますが、
本当にそれで幸せなのかとなると・・・

タイトルがお帰り寅さんなので一応柴又に帰ってくる設定にするのかと思っていたのですが、
生きている設定になってはいるようですが帰ってはきませんでした。
くるまやの2階は寅さんがいつ帰って来てもいいようにしてあるとのことで、
その口振りからは相当な長期間帰ってきていないように感じました。
もしかして48作目以降は帰ってきていないということなんでしょうか?
一応は今でも時々は帰ってきている設定にしてもらいたかったですね。
結局タイトルは満男の次回作のタイトルのことという・・・

本来は49作目で満男と泉が結婚して50作目で寅さんが亡くなるはずだったんですよね。
それを知っているだけに何だか今回の話がとても歯がゆいと言うかモヤモヤすると言うか・・・
もうちょっと何とかしてあげてもらいたかったと言うのが正直なところです。
それと新しく撮影した現在の話と過去の名場面とほぼ半々くらいの構成です。
さすがに昔の寅さんは面白いですよ。
それに引き換え今の話は嫌な場面も多くて・・・
こういう話が今の山田監督の心境なんですかね。
もっと喜劇に徹してもらいたかったです。
最後の場面はニューシネマパラダイスのオマージュですよね。

第1作目が公開された年に私は生まれました。
なので私は満男と同い年です。
寅さんとともに育ちました。
大好きなシリーズなので今でもテレビでやっていると見てしまいます。
今見ても全く色あせませんね。
今後も末永く見続けます。

採点:☆☆

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posted by ひ辻 at 03:41| Comment(0) | 劇場邦画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月16日

クリード チャンプを継ぐ男



12月14日にBS-TBSで放送されたこの映画を実況しながら見た。
ロッキーシリーズの続編でありスピンオフである。

かつてロッキーと激闘を演じたライバルで親友のアポロ・クリード。
今は亡き彼の息子のアドニス・ジョンソン通称ドニーはボクサーになりたいと思っていた。
まずはかつて父が所属していたジムを訪ねるが裕福な育ちで経験不足ということで断られてしまう。
そこでロッキーの元を訪れるが既にボクシングとは距離を置いていたロッキーにも断られてしまう。
やむなくかつてロッキーが所属していたジムにアポロの息子であることを隠して通い始める。
しかし、練習内容が不満で再びロッキーに会いに行く。
ドニーの熱意にトレーナーとなることを了承するロッキー。
ロッキーの元、過酷なトレーニングによってだんだんとその才能を開花していくドニー。
デビュー戦も快勝し恋人と喜び合うドニーだったが、
アポロの息子であることがバレてしまい一躍有名になってしまう
世界チャンピオンから対戦の依頼が来るのだがクリードの名前が目当てであることは明白で一度はロッキーが断ってしまう。
しかし、クリードの名を受け継ぐことを決意したドニーを見て対戦を受諾する。
世界戦に向けてさらに過酷なトレーニングを行うふたりだったが、
その矢先にロッキーに癌が見つかってしまうのだった・・・

2015年の作品である。
スピンオフならロッキーはゲスト出演程度の出番だと思うのだがほとんど出っ放しである。
アポロの息子が頑張るストーリーと言うよりは、
それを見守るロッキーのストーリーと言う感じだった。
タイトルはクリードだがこれでは実質ロッキー7だな。

もう何しろドニーに人間的魅力をほとんど感じられない。
甘ったれのお坊ちゃんそのものでロッキーとは間逆。
ポテンシャルはアポロ譲りだがあまり応援する気にはなれなかった。
設定からして最初はそんなのからスタートなのは当然だと思うが、
結局のところ最後まで認める気にはなれなかった。
対戦相手のチャンピオンもクズもクズだし、
クズ同士の試合を見せられたってどうしようもない。
何だかんだでひらすらロッキーに感情移入するだけの映画だった。

こんなのならわざわざ劇場に見に行かなかったのは正解だったと言わざるを得んな。
ロッキーの姿が見れるのは素直に嬉しいがテレビで見るだけで十分だわ。
でも試合のシーンは割りと迫力があってよくできていた。
あれはスクリーンで見てこそとは言えるかもな。
次作はドラゴ父子との戦いだそうな。
設定だけならワクワクしてくるんだがこの作品を見た限りではあまり期待できそうに無いな。
今年日本公開だからテレビでやるのはまだしばらく先だろうけど、
どこかで放送して機会があれば見てみるわ。

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2019年12月14日

スター・ウォーズ/フォースの覚醒



12月13日の金曜ロードショーで放送されたこの映画を実況しながら見た。
言わずと知れた超有名シリーズの7作目である。

最後のジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーが姿を消してから30年後。
帝国軍の残党が新たにファースト・オーダーを結成し再び銀河系に脅威をもたらしていた。
そしてルークの抹殺をたくらんでいた。
ルークの双子の妹のレイアは新銀河共和国の支援でレジスタンスを結成し将軍として指揮していた。
そしてファースト・オーダーに立ち向かいながらルークの行方を捜していた。
レジスタンスのパイロットのポーはルークの居場所を示す地図を手に入れるために砂漠の惑星ジャクーを訪れる。
地図は手に入れたもののファースト・オーダーに捕まってしまう。
幹部のカイロ・レンから拷問を受けるが地図の隠し場所を答えるのを拒み続ける。
捕虜として監禁されていたポーをひとりの兵士が救出してくれる。
戦闘機を強奪して脱出するふたり。
ポーはその兵士をフィンと名付ける。
追っ手の攻撃を受けた戦闘機は墜落してしまい、
ふたりは離れ離れになってしまう。
フィンが砂漠を放浪しているとレイというゴミ漁りの少女と出会う。
そこへ再び追っ手の攻撃を受ける。
逃げ惑う中で廃品置場にあったミレニアム・ファルコンに乗って何とか追っ手を振り切った。
ところが大型貨物船に拿捕されてしまう。
そこからファルコンに乗り込んできたのはハン・ソロとチューバッカのふたりだった。
ソロはフィンとレイにこれまでのことを話し始める。
レンはソロとレイアとの間に生まれた息子であり、
ジェダイにするためにルークに預けたのだが暗黒面に堕ちてしまっていた。
絶望したルークは放浪の旅に出てしまっていたのだった・・・

ざっとあらすじを書いてみたが誰が主人公かわかるだろうか?
中間3部作の主人公のルークはラストシーンにほんの少し出てくるだけ。
ポーとフィンが序盤は活躍するのだが一応主役はレイなのである。
タイトルにあるようにフォースが覚醒するのはレイのことである。
なのでジェダイと何らかの関係がありそうなのだが、
そういうのが話の中でさっぱりわからない展開になってしまっている。
演じている女優が地味でオーラがなく主役感がまるで無いのである。
キャラクター設定も全く魅力が無い。
話の中心がどこにあるのかわかり辛い。

どうやら最終3部作は作品の権利がディズニーに買われてから、
ルーカスの考えていたあらすじとは全然違うものになっているらしい。
俺は中間3部作が公開されていた当時に、
1〜3はダースベイダーの青春時代で、
7〜9はルークの子孫の話と聞いていた。
それが女と黒人を主要キャラクターにするためにデタラメな内容になってしまった。
だからディズニーは大嫌いなんだよ・・・

エピソード4〜6は当時まだ小中学生だったこともあってテレビでしか見たことは無い。
でも1は当時劇場で見ている。
念願のスターウォーズシリーズ劇場鑑賞だったのだがイマイチだった・・・
なので2と3はテレビでしか見ていない。
この作品も過去作の懐かしい面々が出てくるシーン以外に見所は無い。
やっぱりシリーズものはあまり間隔を空けずに同じスタッフで制作すべきである。

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2019年12月08日

ロッキー・ザ・ファイナル



12月7日にBS-TBSで放送されたこの映画を実況しながら見た。
言わずと知れた超有名シリーズの完結編である。

伝説の元ボクシングヘビー級チャンピオンのロッキー・バルボア。
引退してから長い年月が経ち今は地元のフィラデルフィアでイタリアンレストランを経営している。
名士として親しまれ明るく振舞ってはいるが、
亡き妻のエイドリアンとの過去の思い出にすがりながらの生活であった。
義兄のポーリーと一緒に思い出の地を巡りかつての青春時代に思いをはせる。
行きつけだったバーに寄るとそこでバーデンをしているマリーに出会う。
彼女はかつてロッキーが現役時代に説教して家に帰した不良少女だった。
それをきっかけとしてマリーとその息子との交流が始まる。
そんな時、不人気の現ヘビー級チャンピオンのディクソンと現役時代のロッキーとのバーチャル試合がテレビ放送される。
コンピュータが出した結果はロッキーのKO勝利。
評論家の大半がロッキーを評価する中、過去の栄光で過大評価されているだけとの声もあった。
それをたまたま目にしたロッキーは自分の中に再び情熱が戻ってくるのを感じていた。
復帰に向けて動き出すロッキー。
そこにディクソンとのエキシビジョンマッチが申し込まれる。
いきなりの大舞台に躊躇するロッキーだったが、
マリーに励まされて再びリングに上がる決意をするのだった。

2007年日本公開の作品である。
当時劇場で見ている。
ロッキーシリーズは子供の頃から大好きで1〜4作目はテレビで何度も見ている。
5作目も劇場で見ているのだが酷い内容にガッカリした。
これもどうかなと不信感がありつつも最後ということで見に行ったら結構感動したのを覚えている。

いくら名選手だったからといって50過ぎのおっさんにライセンスが発行されるとかおかしいわな。
ロッキーは権利だの言ってたけど事故が起こったら真っ先に責任を追及されるのは協会だしな。
そういう理不尽なことがまかり通りつつの現役復帰だが、
とにかく最後に試合をさせるためには致し方ないのだろう。
5作目みたいにストリートファイトにならなかったことは評価したい。

ロッキーが思い出に浸るたびにシリーズ初期の映像を何度も振り返るので、
見ているこっちもセンチメンタルな気分になってくる。
過去の思い出はとても大切なものではあるけれど、
やはり生きている限りは「今」を行き続けるべきということなんだな。
それがこの最終作における結論なんだと思う。

これでもう終わったのかと思ってたら、
アポロの息子のトレーナーをロッキーが務める作品が作られたな。
さらなる続編なのかスピンオフなのか微妙なところだが、
多少の関心はありつつも結局劇場ではおろかまだテレビですら見ていない。
ロッキーはあくまでリングに上がってこそだわ。
でも来週に放送するみたいだから見てみようかな。

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2019年12月02日

バチカンで逢いましょう



2019年6月1日の深夜に東海テレビで放送されたこの映画を録画しておいて見た。

カナダに住んでいるドイツ人の老婆のオマ。
長年住んだ家を売りに出し娘夫婦の家で暮らすことになった。
ところが同居の話は無しになり老人ホームへ行かされることになっていた。
ローマへ旅行へ行く約束も反故にされたオマは置手紙を残してひとりでローマへと行ってしまう。
敬虔なカトリック教徒であるオマはどうしても法王の前で懺悔したいことがあった。
娘のマリーが慌てふためく中、
ローマに到着したオマはそこで暮らす孫娘のマルティナのアパートに転がり込む。
マルティナは母親に内緒で大学を辞めてミュージシャンの男と同棲していた。
翌朝、オマは法王接見のために教会で列に並ぶ。
盲目の爺に順番を譲るのだが帰りにスクーターに乗っているのを見てしまう。
ドイツ料理店に食事に行くのだが不味くて食えたものではない。
オマは調理場に乗り込んで自分で店主も驚くような本場のドイツ料理を作ってしまう。
翌日、再び法王へ会いに行くがまた盲目を装った爺を見かけてしまう。
懲らしめてやろうと防犯スプレーを吹き付けるがそれが法王の顔を直撃してしまった・・・

2012年制作2014年日本公開の作品である。
主役の婆さんをどこかで見たことがあるなと思っていたら、
バグダッドカフェの主役のおばちゃんだった。
あれはかなり好きな作品だがこれはどうかなと思っていたのだが、
完成度は比較にならないくらい下であった。

オマは盲人の順番の横入りを非難してきた人や偽盲人や浮気をしたミュージシャンに対して、
やたらに恥知らずとか恥を知れとか罵るのだが、
そんなことどうでもいいくらいにオマの秘密と言うのは闇が深い。
娘は娘で周囲を自分の物差しで縛り付けたがる典型的な嫌な糞ババア。
孫は孫で男に入れあげて怠惰な生活を送っている。
女三代に渡ってろくなものじゃない。
それでも口先だけはいっちょ前。
女の厚顔無恥さをひたすら感じるだけだった。

でも中盤くらいまではオマの無軌道っぷりに爆笑の連続だった。
マルティナの下着姿も健全なエロという感じでこれがある意味一番の見所か?
法王に唐辛子スプレーとかもはやテロみたいなもんであんなに簡単に許されるはずは無いし、
詐欺師の爺の秘密はうやむやのままだし、
その詐欺師とオマがいつの間にか惚れ合っていることになっているし、
マルティナは浮気男のところへのこのこ帰っていくし、
最後はもう支離滅裂なかなり強引なまとめ方だったが、
細かいことを何も考えずに見たら結構面白い作品なのかもしれない。

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