2017年03月21日

ソルジャー



3月18日の深夜にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

生まれると同時に将来を決められてしまう近未来の地球。
戦士に選ばれたものは人間らしい感情を奪われ、
殺戮部隊の精鋭になるべく徹底した教育を受ける。
5歳で脱落者は抹殺され17歳まで生き残ったものだけがソルジャーとなれる。
ベテランのソルジャーであるトッドは戦果を挙げてきたのだが、
遺伝子操作によって生み出された次世代ソルジャーとの戦いに敗れてしまい、
瀕死の重傷を負ったまま宇宙の果ての廃棄物投棄惑星にゴミと一緒に捨てられてしまう。
その惑星は地球から密かに移住してきた人たちが平和に暮らしていた。
移民たちの手当てによって一命を取り留めたトッド。
戦う以外のことを知らなかった彼は移民たちとのふれあいの中で少しずつ人間の心を取り戻していく。
そんな時、ソルジャー部隊が訓練と称して移民たちに攻撃を仕掛けてきた。
そして次々に殺されていく移民たち。
怒りに燃えるトッドは人々を守るためにソルジャーたちに戦いを挑むのだった・・・

1998年の作品である。
B級テイストに仕上がってはいるが結構金が掛かっているような映像であった。
実際、6,000万ドルも掛けられいるんだそうな。
そして、1,400万ドルの興行収入で終わったんだそうな。
カート・ラッセル主演のSFアクションなんだからそこそこ受けそうな気もするのだが、
何だかどこかで見たことがあるようなネタを繋ぎ合わせたみたいな感じなので、
そこがダメだったのだろうか?
日本の昔のOVAによくありそうなストーリーだなと思った。

主役が人間らしい感情を奪われてしまっているという設定なのでほとんど言葉を発しない。
これではカートラッセルの無駄使いだわな。
大作として作るならもっと感情豊かな設定にすべきだろうし、
この設定なら低予算のB級映画の方があっているだろうな。

B級映画と捉えれば結構面白い作品にはなっていたと思う。
実況しながら見るにはちょうどいいくらいのレベルだ。
もっと本当の低予算のB級映画も昔はテレビでよくやっていた。
俺は超大作よりもそういうチープな作品の方が好みである。
どこから見つけてきたんだというような胡散臭い作品をまた見たいなぁ・・・

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posted by ひ辻 at 02:51| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ洋画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月20日

カイロの紫のバラ



3月19日の深夜にBSジャパンで放送されたこの映画を実況しながら見た。

1930年代のアメリカ・ニュージャージー。
夫のモンクが失業中で妻のセシリアがウェイトレスをやって何とか生活していたが、
モンクは遊び歩いてはいつもセシリアに金をせびる日々。
そんな日常の中でセシリアには心の支えとなる楽しみがあった。
それは映画を見ることであった。
気に入った映画は何度も繰り返し見に行っていた。
そんな時、「カイロの紫のバラ」という映画に夢中になって5回目を見に行った時に異変が起きる。
何とそれに気づいた主役のトムがスクリーンの中から出てきて客席のセシリアの前に現れたのだ。
しかし、そのために映画は進行がとまってしまい他の登場人物は立ち往生してしまう。
異常事態にこの劇場は有名になってしまい、
ハリウッドからこの映画のプロデューサーや配給会社の重役までやってくる。
さらにトム役を演じた俳優のギルまでやってきた。
トムはセシリアに恋をしてしまい現実世界で生きて行くと言い出す。
だが架空の人物が現実で暮らすのは無理だと悟ったトムは、
セシリアを映画の世界に連れて行こうとするのだが・・・

1985年制作のウディ・アレン監督作品である。
この人の作品はテレビでは何度も見ているのだが劇場で見た覚えは無い。
結構深い話をコメディ調で多少皮肉っぽく描くような感じだな。
この作品もいかにもな感じだった。

セシリアの生活振りは確かに同情するに値する部分はあるのだけれど、
身勝手なところは夫と大差無いようにも見えた。
パッとしない生活から抜け出たいという思いはわかるのだが、
結局はハンサムな男から口説かれて有頂天になっているだけなのである。
あえてネタバレしてしまえば最終的には騙されて捨てられて、
また映画に依存した生活に戻っていくのである。
全部妄想の世界でしたってオチの方がもっとしっくりきたかもしれない。

素直に見れば切なくて哀れな結末に見えるのかもしれないが、
俺には自業自得にしか見えなかった。
何にしても依存してしまうのはよく無いな。
確かに映画は心を豊かにしてくれるけれど、
それで嫌な現実が変わってくれるわけでも無い。
現実との戦いから逃げても幸せにはなれないということか・・・

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2017年02月26日

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い



2月25日にBS朝日で放送されたこの映画を実況しながら見た。

9.11の同時多発テロで父を亡くした9歳の少年オスカー。
発達障害があり知識が豊富でも情緒不安定気味である。
彼は父の部屋で花瓶を落として壊してしまう。
するとその中から1枚の封筒が出てきた。
中には何かの鍵がひとつだけ。
そして封筒にはブラックとだけ書いてあった。
オスカーはそれが父が遺したメッセージだと思い、
ニューヨーク中のブラック姓の人物の家をを片っ端から訪問して行く。
しかし、全く手がかりすらつかめない。
そんな時、向かいのアパートに住む祖母の家に間借りしている老人と出会う。
発生障害のあるのその老人と筆談で会話しながら一緒に調査を開始した。
祖母からはその老人とは関わるなと言われていたのだが、
仕草が父とそっくりなことからそれが祖父ではないかと考えるのだった。
父の部屋から新聞の切れ端を見つけたオスカーは遺品セールという広告に印が付けてあるのに気づく。
そこに電話してみると一番最初に訪れたブラックさんのところだった。
そしてついに真相が明らかになる・・・

見る前にネットであらすじを読んで、
いわゆるロードムービーみたいな感じだと思っていた。
旅を通じて少年が成長していくみたいな?
ところが週末とか休日に出かけていくだけで旅というのとは違った。
例えるなら初めてのお使いのレベルなのだ。
旅の情緒が全く無いので拍子抜けと言うか当惑してしまった・・・

あえてネタバレはしなかったが大した真相では無い。
そうなるとじゃあ一体何がテーマなんだと言いたくなる。
いろんなブラックさんのところを訪れているのだが、
そのほとんどを最後の方でダイジェストで見せるだけなのである。
そこをもっと時間をかけてキッチリと描いたら名作にもなりえたかもしれないのに。
それにまぁ何しろ主人公の少年がうるさい。
いわゆるアスペらしいのだが嫌悪感しか感じなかった。
タイトルを「ものすごくうるさくて、ありえないほどうるさい」に変えてもらいたいくらいだ。

それにしても、アメリカってのは自分らが被害に遭ったことだと、
これ見よがしに被害者ぶって感傷に浸るよな。
9.11について語るセリフの端々から感じたよ。
でもあれって世界中で恨みを買うようなことをしまくってきたツケみたいなもんだろ。
自作自演というか自業自得というか因果応報というか。
たまにはアメリカがしでかした悪行についても公平な目線で映画化してもらいたいもんだわ。

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2017年02月11日

バットマン ビギンズ



2月10日にBSフジで放送されたこの映画を実況しながら見た。

ゴッサムシティの資産家のブルース・ウェイン。
彼は少年時代に両親を強盗に殺されていた。
その後は執事のアルフレッドに育てられた。
悪と戦うことを決意したブルーズは世界中を放浪し修行の旅をする。
そしてヒマラヤでデュカードという格闘術の達人に出会い彼の元で修行する。
デュカードは影の同盟という強力な自警団のメンバーであった。
しかしそれは正義のためなら手段を選ばない危険な集団でもあった。
ゴッサムシティへ戻ったブルースはハイテクと格闘術を駆使して悪と戦うバットマンとして活動を始める。
街を牛耳るマフィアのボスのファルコーニの麻薬密輸を阻止して警察に逮捕させようとするのだが、
その裏ではデュカードが暗躍していた。
水道管に大量の幻覚剤を流し込み水源気化装置で一気に蒸発させ、
街中の人間を狂わせてパニックにさせてゴッサムシティを破壊しようとしていた・・・

2005年公開のバットマンのリブートシリーズの1作目である。
2作目のダークナイトと3作目のダークナイト・ライジングは既にテレビで見ている。
でも俺にとってのバットマンの映画作品は、
1989年のティム・バートン監督、マイケル・キートン主演の作品である。
こちらはギャグ要素が散りばめられていて単純明快な勧善懲悪ものであった。
なのでダークナイトを見た時はかなり困惑したのを覚えている。
この作品も同様で終始陰鬱な雰囲気だった。

主人公の生い立ちを描いている時間の長いこと長いこと・・・
前半の1時間ほどをそれだけで使ってしまっていた。
いくらビギンズだからってそこまで細かく描く必要は無いと思うのだが・・・
とっととバットマンになれよとイライラしてきた。
それに主人公も陰鬱な性格で全然魅力を感じない。
もっとお気楽なボンボンキャラでいいのに。
現実社会は嫌なことばかりなんだから映画くらいド派手で明るくてスカッっとするのを見たいものだ。

この作品も中国資本の影がモロ見えだった。
無駄な前半部分がまさにそれだった。
ハリウッド映画の質がここまで落ちぶれた原因がわかるような気がした。

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2017年02月05日

ロボコップ



2月4日にBS朝日で放送されたこの映画を実況しながら見た。

2028年のデトロイト。
巨大企業のオムニコープ社は軍事用ロボットを海外に販売して莫大な利益を上げていた。
しかし、アメリカではロボットの配備を規制するドレイファス法によって販路を阻まれていた。
そして何より心を持たないロボットが人間を殺すことに世論の反発があった。
テレビ番組を使って世論操作を仕掛けるのだがうまく行かない。
そこでサイボーグ技術の権威のノートン博士の協力を得てロボコップ計画を立ち上げる。
機械のボディに人間の脳を装着し警官として活躍させることでロボットのイメージアップをしようというのだ。
そんな時、刑事のマーフィが汚職警官の罠によって重傷を負ってしまう。
ノートン博士は瀕死の状態のマーフィの脳と心臓と肺以外をすべて機械に改造しロボコップとして甦らせる。

1987年のロボコップの2014年のリメイクである。
オリジナルはロボコップとギャングが戦うわかりやすい内容だったのだが、
この作品は主人公の苦悩を長々と細かく描いている。
なので陰鬱なシーンが多くて暗い雰囲気になってしまっている。
そもそも殉職警官がロボットになって甦るって時点で既にギャグのようなものなんだから、
細かい理屈は省略してロボコップがガンガン活躍すればいいと思うのだが・・・

もう新作がリメイクやリブートだらけだな・・・
リメイクそのものを全否定する気は無いけれどもそこまでネタ切れなのか?
それにどうせリメイクするなら骨組みだけ同じでそれ以外は大胆に改変すればいいのに。
それかオリジナルに忠実に描いてくれればまだわかりやすい。
この作品のように中途半端なリメイクは見ていてイライラする。

オリジナルのロボコップという発想そのものに対して無粋なツッコミをしているかのような脚本だった。
そんなところまでイチイチ考察していたらキリが無いと感じた。
娯楽作品が何かのプロパガンダのようになってしまっていた。
やはりこのところのハリウッドは何かおかしいな。
やたらに中国資本の影がちらついているし。
ハリウッドセレブがトランプに対して発狂している理由がわかるような気がした。

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